Archive for 11月 2012
狂言師
狂言って皆さんご覧になったことがありますか?
いつか機会があれば1度見てみたいと思っているのですがなかなか・・・・・ね。
さてさて今日のハナシはですね、その狂言師「野村萬斎」さんが主演の映画「のぼうの城」を見てきましたよ!っていう話なのであります。
野村萬斎さんは気になる俳優さんの1人でありまして(野村さんを俳優カテゴリーに入れていいのかどうかわかりませんが)、
実はその昔、朝の連続テレビ小説「あぐり」(1997年)のエイスケさん役で野村萬斎さんを初めて知って、ずっしりした存在感と飄々とした演技に何だか違和感を感じて気になっていたわけです。
その野村萬斎さん演じるエイスケさんに感化され、子育て真っ最中だった当時の私はどんなことがあっても子供を殴らない親になろうと真剣に考えてましたね。
まぁ何度か挫折しましたけど・・・ 😛 すまんな息子よ。
のちに狂言師であったことを知りなるほどと思いましたね。
そりゃ歌舞伎や狂言の演者といったら、精進を怠らず、灰皿でテキーラなんかを無理やり悪友に飲ませたり、お家騒動やらダブルブッキング問題、果てはプロレスラーになったりだのしなければ、日本の伝統文化の継承者としていずれ人間国宝になるような方々であるわけですから、その道の歴史に裏打ちされた存在感は、小さい頃から言わずして身にまとうことになるんでしょうね。しかも、もともと狂言というのは笑劇(笑える能とでも言いましょうか)であり、あの飄々感もその道の歴史があってこそなんでしょうね。
某国営放送局のPRみたいで恐縮ですが、野村萬斎さんが出演してた子供向け番組「にほんごであそぼ」なんて、狂言独特の言い回しが新鮮で当時の子供たちにはかなり人気だったんですよ。
息子や娘と、
「汚れちまった悲しみに
今日も小雪のふりかかる」
なんて中原中也を諳んじていましたもの。
あれれ、気づけば映画「のぼうの城」の話には程遠くなってしまったので続きは次回にしましょう。いつになるかわかりませんけど
(文中の画像はネット上のものを使用させていただきました。)
世界遺産
いよいよ東北は寒くなり、あちこちで雪囲いなど冬の準備が始まりました。
皆さん風邪など召されてませんか?
さてさて、雪が降る前に晩秋の東北をひとっ走りしようということで行ってまいりました世界遺産!
いくらなんでもオートバイじゃ寒かろうよ!という声をあえて無視してLet’sGo岩手。
たぶんその昔見学に訪れたような気がしないでもないのですが、記憶には全く残っておらずホボ初見と言ってよいでしょう。
いやぁ、じつに感動いたしました。さすが世界遺産。
空気が凛としているとでも言いましょうか、国宝モノのお宝がずらりと並び奥州藤原家の栄華が偲ばれます。これはまさしく人類の歴史遺産であります。いいぞユネスコ。
金色堂の中には藤原4代、清衡、基衡、秀衡、泰衡(首級)のご遺体が安置されているんです。(って書いてありました。知りませんでした。)凄いですね。
当然、奥州藤原とくれば秀衡にかくまわれた「義経と弁慶」も気になるところでありますね。
秀衡が亡くなると、頼朝を恐れた泰衡が父の遺言を破り「義経と弁慶」を討ち取ろうとするわけであります。何とか逃げ切った「義経」はその後、さらに北に逃げ延びチンギスハーンになったとかならないとか・・・。うーん、歴史のロマンですね。
で、方や「弁慶」はと言いますと、
今や眼鏡をかけて観光客に笑顔を振りまいているのでした。
んっ?
なっ!何やってるんですか、石井隊長。
すみません、「弁慶」ファンの皆さん。
岩手に来たら!ってことで締めはやっぱりこれですね。
岩手も宮城も福島も、今元気になりつつあります。
東北はこれから雪が降ります。雪を見ながらおいしいお鍋で熱燗をキュッ。
一杯やりに是非、東北へみなさま遊びにお越しくださいませ。