Archive for 10月 2012
救急車
日本人から見たらどう見ても救急車には見えないんですけど。その使い方、救急に対する考え方も違うんでしょうか?
我が山形県で起きた山形大学生の死亡事故。
救急車を要請したにもかかわらず出動せず、後日山形大学生は部屋で死亡しているのが発見される。
全国ニュースでその時の山形大学生と消防との電話でのやり取りも報道されていましたから、ご存知の方も多いと思います。
素朴に「救急車って呼んでも助けに来てくれないんだ」と驚いた方も多いのではないのでしょうか。私もその一人です。
救急車をタクシー感覚で呼ぶ人が多すぎるという問題もあるようですが、その問題と今回のことは別次元の話であり、そもそもここは山形ですよ。大都会の真ん中じゃあるまいし、一体山形市には何台の救急車が配置されているのですか?
「タクシーで行ってください」「タクシー会社の電話番号は自分で調べてください」って・・・・・・・。
助けを待つ人にとって、「あなたたちが最後の砦」なのをあなたたちは知っていますか?
その昔、事故現場に遭遇し救急車の到着を待ったことがあります。遠くから近づいてくるサイレンの音がなんとも頼もしく心強かったのを覚えています。
真夜中にけたたましく鳴るサイレンの音。あの音をうるさいと感じるか、これでまた誰かが救われたんだと感じるか。
私は後者であらねばと思う。
亡くなられた山形大学生のご冥福を心よりお祈りいたします。